株式会社NAKATORIは、日本で初めて「フェイクニュース判定アプリ」の開発に成功、
2020年10月8日に正式にリリースを行った。
商品名は「フェイクニュース・ドクター」(https://www.fakenews-doctor.com)。
2016年のアメリカ大統領選をきっかけにフェイクニュースをチェックする機運が世界的に広がっていたが、
日本では、まだ普通の日本国民がいつでもどんなニュースでも対応できる日本語対応のアプリは存在しなかった。
そこで㈱NAKATOIRIの山村明義代表取締役は、2人の日本人エンジニアと共に今年1月から開発を開始、
この9月までにプログラム設計を終え、10月に商品として正式リリースに至った。
プログラム設計の内容は、①AI(8000近い過去データを機械学習で読み取らせ、AIで解析してフェイクニュースの確率を出す)、
②情報源(その時々でフェイクニュースが多い新聞・テレビ・ネットメディアのニュースソースを分析し、危険な情報源を見破る)
③言語・表現(ジャーナリズムの世界で30年以上の経験から、特有の日本語の言葉や表現によって、フェイクニュースを見抜く)
という最新の科学と経験による法則を数値化し、日本語のニュース(翻訳による外国語利用も可能)をすべてカバーすることに成功したという。
開発責任者の山村明義・㈱NAKATORI代表取締役は、「世界にはアメリカ、ドイツ、アジアではインドやシンガポールなどに、
フェイクニュース判定アプリがあったが、弊社で分析してみるとその多くのアプリは正答率がまだ70%台前後で、
特に政治・経済問題など、予測や意見の対立する問題を瞬時に読み解けないという弱点を持っていた。弊社はその世界の弱点をかなりの程度克服し、
日本で唯一80%以上の確率でフェイクニュースを読み解けるアプリのプログラム構造を構築することが出来た。
成功の原因はAIのデータの蓄積力と人間の経験力を、量子力学の重ね合わせの原理にならって作ることで可能となった。これから多くの日本人に使用してもらいたい」
と語る。この「フェイクニュース・ドクター」は、無料でも1日1回は使用可能で、有料では本体価格1800円(税込・1980円)で1年間無制限に利用できるという。
このニュースについては、客観的に見てAIやプログラム構築の分野でも最先端であるため、さらに詳しい内容の続報を行っていくが、
これまで世界のITの技術力の引けを取っていた日本の技術力をどう見せるかーという格好のモデルケースとなりそうだ。